伝える事を追求しよう-コントロール-

「ボールコントロール

この言葉だけだと、いろんな事が思い浮かぶ。

僕が小学生だった頃は

ドリブルやリフティング、トラップとかいろんな意味があったし、いろんな場面でいわれて来たと思う。

そのくらい抽象的だった言葉が今の僕の中では「ボールを止める動作」になっている。止める動作だが、(思いのままにプレーするための)という補足がある。

 

この考えのもとにあるのは、プレーしていた時の経験はもちろんだが、指導者として見習っている方の下で選手に伝える立場になってからの部分が多い。

まだまだ、ボールコントロールの考えが発展の余地がある事がわかった上でこの動作について言語化しようと思う。


ボールコントロールするためのポイント

  1. コントロールする前
  2. コントロール
  3. コントロールした後


「瞬間だけじゃないの?」って思った人もいるだろう。

僕も最初は「えっ?それいる?」と思った。

コントロールでプレーが終わる事はまずない。

ゲームで考えても、成功してプレーが終わるのはゴールだけではないだろうか。相手が思うようにリスタートできないのはゴール後のキックオフくらいだと思う。

だから、プレー1つでもその全てが関連している事を論理的にも理解しないといけない。

実際プレーしている時は無意識にやっているはずだから。

 

各ポイントで必要なことは

・体の向き

・周囲の情報を入れる

 

・コントロール前の情報を元に種類を変える

・動かすのか、止めるのか

 

・パス(ロング・ショート)するのか

・シュートするのか

・ドリブルするのか


ものすごく大まかなに書いた。

しかしコントロールだけでもこれだけはある。(僕が大まかにまとめただけで)

 

それを選手は瞬間的に判断して実行しないといけない。このどれかが欠落していたら上のステージに行く事が困難になる。

指導者はこれを選手に伝えられているのか。

伝えなければ選手はどれだけボールを蹴ろうがその成長速度は下がる。意識を持たないといけないと僕は思う。


ボールをコントロールする事が出来れば次のプレーの質は上がる。

コントロールから次の動作までの反復練習は戦術うんぬんの前に1人の選手として備えていなければならない技術だ。

コントロールの置き位置は人それぞれに違う。だから選手はやり込まなければいけない。

指導者は選手にそのポイントを伝えられているのか。ポイントを伝える事で成長速度が上がるならそれはやるべき事だろう。

 

もしかしたら、僕らの時代やそれ以前は自分達で身につけたものかもしれない。しかし、今はその当時と状況が違う。

選手がよりよくなるために。

 

コントロールは選手個人に必要な能力の1つ。感覚が大事だけど、感覚をつかむ「コツ」を伝えるのは指導者として必要ではないだろうか。

まだまだまだまだ。僕は成長したい。