行きたいから、スペインへ行った。

こんばんは。

今日は僕が半年前に行ったスペインの事を書きたいと思います。理由は9/5に会った友人と話して思った直感に関するものがこのスペイン行きにはあるなと思ってたのと、先輩におもろい経験してるからブログで書いてやって言われたからです。

ではでは、少し長いですが。

シリーズ編で。

 

僕は半年前に2週間スペインに行った。

目的は

  • スペインのサッカーを肌で感じること。
  • 感性を磨くことだ。

結論から言えば価値がありすぎた。

 

なぜスペインに行ったのか

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スペインだった理由は僕がスペインサッカーを学んでいるからであり、その教えてもらってる人が「お前もスペインくるか?」って言ってくれたからだ。1週間は考えたけど、「お願いします」と即答だった。だって、勉強してるのに現地の事を知らなかったし、ホントにそうなのか疑問に思うことも多かったからだ。体験・体感するのが一番。それに尽きたからだ。

 

1週間の迷いは短い方だと思っている

1週間はひたすら考えた。短いと書いているが、読んでいる方はどう思うだろうか。僕は短いと思う。本当に行っていいのだろうかと真剣に考えていたから。なぜなら僕は当時大学サッカー部に所属していた。いろんな制約があったりしてここは大学なのか?と思う部分も多いところだったし、行くって相談するのも面倒臭いし。と悩んだ。何も動いていないのにあれこれ考えていた。でも、よくよく考えると、悩んでたのは2017年の9月で、行く予定の2018年2月はサッカー部は辞めていると決めていた。それに気づいてすぐに返事をした。辞める予定ではいたものの、本当に辞めれるのかわからなかった。

 


なぜ迷う?

なぜ迷ってたのか。なぜ辞めてると言い切れなかったのか。理解できない人がいるかもしれない。今の僕もそう思う。でも日本人って一度決めたことは最後までやるのが当たり前と思ったり、決めたことは最後まで苦しんででもやるのが素晴らしいって考える人が多いんじゃないかなって思う。決めた期間はこれだけやれみたいな。その無言の圧力に僕は勝手に屈していた。

自分の人生は自分しか行きられないのに。


とにかく部活は退部する人は珍しかった。ほかの大学サッカーでは辞められる。ここでは辞められない。みたいな感覚だった。その組織に染まるのは僕は好きではなかった。実際に辞めるときにはいろいろ言われたし、「4年間やるって決めて入部したわけだし…」とか言われた。今考えても凄いところにいたなと思う。だって人って考え変わる生き物だし。それを止めるってどれだけ思考停止させたいのって。

 

辞めると決めていたというか、決めたのもあってスペイン行きは1週間で決めたし、それを理由に辞める事はしなかった。2週間の為に辞めるんじゃない、夢の為に辞めてそこへ近づくための2週間だったから。

辞めるまではいろいろあったけど、きっぱり辞めなんの不安要素もなくスペインへ旅立つ事が出来た。

 


初のトランジット、初のヨーロッパ、そして初の引率者

僕は高校の修学旅行以来初の海外で、しかもグアムだっから初のトランジット。そして初のヨーロッパ。それだけで充分期待も不安もあるのに、さらに初の引率者。教えてもらってる人が立ち上げてるサッカースクールのスクール生6人を現地クラブに留学させる事もしていた為に引率者としての経験もすることになった。もう緊張。子どもとのハプニングとかはまた後ほど書いていくことにする。

f:id:ken356:20180907023913j:imageドバイ国際空港

 


フライト

飛行機はまとめて席を取れなかったようで、僕と1人のスクール生2人は他と違う位置だった。航空会社はエミレーツ。ドバイまでは日本人の添乗員がいたけど、なぜか僕の座ったところには日本人の添乗員は来なかった。勝手にできると思い込んでいるカタコト英語でなんとか機内食を食べ、飲み物を飲み、普通に過ごした。

トランジットはドバイだった。ドバイ国際空港はだだっ広い。そして金のある国だなと思った。まず飛行機降りてバス。そこからターミナル?ついて徒歩で10分かけて荷物検査。そこからまた少し歩いて飛行機搭乗。デカすぎ。そしてお土産とか、空港の作りとかそこにある時計とか全部きらびやか。時計はロレックス。凄すぎる。

トランジットは2時間くらいだったからすぐにドバイからまたエミレーツに乗ってバルセロナへ。次は日本人添乗員はおらず、アナウンスも日本語なし。言ってることはきっとこれだろうな的なノリでいく。英語も通じてるしなんとかなる。機内食食べて、飲み物飲んで、邦画をみて、2人で乗ってた横のスクール生とゲームして。寝て、約10時間のフライト。

スペイン着くのにほぼ丸1日。遠いんだなって感じた。

 


スペイン・バルセロナ

バルセロナ空港に到着したけど、海外感はない。別に同じ地球。着陸する時に見た景色はヨーロッパそのもので凄い気持ちは高ぶってたはずなんだけど。降りて入国審査受けるまではその印象だった。ただ周りが日本人いない。みたいな。でも入国して外に出たら全部違った。何がと言われると雰囲気が。歩く人の雰囲気、ショップの雰囲気。

そして自由だなと感じた。

空港から市街地までのバスから見る景色はヨーロッパの街並みで目の前の景色すべてが絵になるものだった。そしてそこを歩く人々もまた美しく、強く見えた。街が人をさらに際立たせていた。

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現地人として過ごす

空港からバスで市街地まで。メトロでカタルーニャ州の北部にある「El Coll La Teixonera」へ。そこは都会から離れた田舎っぽいところで、2週間滞在するピソのあるところだった。そう、僕らは2週間現地の生活をしたのだ。ホテルではなくピソに大人2人子ども6人の8人でスーパーで買い物して自炊、洗濯全てする。現地人と同じ生活をしたのだ。まぁ日本じゃありえないことが多かった。

そうやって生活できたのも教えてもらってる人が2年前までスペインで勉強していて今回も全部その人がやってくれたからだ。単純にカッコいいよね。ピソの値段もその場で直談判で交渉して。日本語じゃないよ?スペイン語で。

スーパーでの買い物とメトロの乗り方も1通りやって見せてくれて後は子どもも自分たちでやろうよってスタイルの引率。もちろん子どもは大人が見てる範囲だけど。

田舎に住んだ分、住み心地はとても良かった。

感じること、学ぶことはとても多かった。


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基本ナメられる

アジア系で括られてるのかわかんないが基本ナメられる。金もってんだろ?みたいな感じで。スーパーとかバルとかでもお釣り騙される。これはホントに。「チノ。チノ!(中国人)」って言われるし、スリには狙われるし。基本ナメられてる。お茶目な笑顔で話しかけてくれるおじちゃん店主にもお釣りはぼったくられた。言葉知らないとか本当に恐ろしい。てか「隙がないね、スペイン人」って感じだった。だからナメられないように1週間掛からずで数字は1~30覚えたし、咄嗟にわからなくてもオーラ出してぼったくりを阻止したりもした。カタルーニャ広場にいたピエロみたいなやつに写真とろ的なこと言われたりしたから写真撮ったら「金よこせ」ってせがまれたし、なんやねんこいつらってなった。見せ物的な感じでいるのに写真撮られたら、金を要求してくる。隙ねえなぁ。

なんかこれだけ聞くとスペインやばくね?ってなるかもしれないけど、それだけマイナーな所ばかり言っていたからでもある。一つ言えるのはそこに旅行しに言ったわけじゃないからね。

 


カルチャーショック?

だいぶカルチャーショックは受け、たくさんの価値観が壊れた。

まず、スペインのメトロは時刻表がない。

あと何分でくるよって表示があるけど、その通りに来ないこともあるし、時間が増えてたり急に減ったりする。ペット同伴可。携帯で電話なんて当たり前。自転車持って乗る人もいるし、物乞いなんて当たり前。可愛い人が1車両1人はいる。スリは常に狙ってるし、そうやつの目はイカれてる。座席に商品置いて取った人にお金をもらう商売をする人も。

特急でもそんな感じだし、なんなら路上ライブならぬ車内ライブする人もいる。スリなんて当たり前だし、狙ってるやつらの目の色とかバグってる。みんなおもいおもいに乗ってるんだけど隙がない。寝るなんてありえないし、疲れてる人とかいない。日本の満員電車のあの感じとかまずない。自分に入り込んだり、グループに入り込んだりしながら周りを伺ってる。隙がない。連れて行った子どもたちは日本の平和に気づかない。リュックは後ろがけでスリに合いそうになるわ、寝てて乗り過ごしかけるわ、金取られそうになるわ。スラれかけは止めたりできたから良かったけど、メトロと特急乗る時の緊張感はハンパなかった。メトロ降りても駅内とかは危ない人がいるし、ドキドキだった。

危機察知という感性は行ってすぐ身についた。日本じゃ感じることのない危険に感じまくったし、興味そそられるものばっかだった。まさに自分は自分で守るだった。

 

買い物で最初に驚いたのはスーパーの精肉部門って言うのかな。普通に動物の皮を剥いだだけの状態で置いてあった。注文したらそれを切ってくれる感じ。最初にはそれこそナメられて、骨つき肉しかくれなかった。スペインで生活してた人はピソにいて僕と子どもだけの買い物だったんだけど、ピソの帰って笑われた。

スーパーは基本安い。オリーブオイルとビールクソ安いし。水は絶対買わないといけないし。ビールと水の値段が変わらんこと。バケットもめっちゃ安い。シャンプーはカッサカサになるやつやし。

野菜は隣の八百屋、魚はその隣のめっちゃ生臭い魚屋。

ただどれもサイズはハンパなかった。でかい。野菜にしても、肉にしても。魚はまぁ一緒くらいだけど。今の日本じゃ考えられないような感じ。全部別で店開いてる感じ。野菜はここ。魚はここ。肉はここ。みたいな。そうじゃないところもあるんだけど、なんせ田舎っぽいとこだから。まぁそれが後々良いことを生む。

あとは営業時間かな。シエスタ入れるから…14時から17時くらいは店全部閉まる。買い物できない。そして夜も19時くらいまで。マジで?って感じだった。買い物できない!って戸惑った。

始まるんも朝11時くらいとかからで、真剣に「働け。」って思った。

仕事に対する意識低すぎだろって思ったもん。

でもこれって、日本人だからなんかなって思ったりもした。ノルマを絶対達成しなきゃいけない的な。

 

ここからバルやカフェの出来事、スペインでの観光、サッカーってやったら多分2万字以上行きそう。あと5〜6倍書いちゃう。

なので、シリーズ編にします。

続編お楽しみに。切り方わからなくなりました。すみません。

次の記事もお楽しみに!